2006年09月20日

人材育成と演目。

NHKで放送された狂言の「金津地蔵」を見る。先日読んだの著者 野村萬斎さんの父親の万作さんと、子供の裕基くんが出演。んもう、子役がかわいらしくて、ボケ役がボケまくりで楽しい。

ちょっと前に観に行った歌舞伎も、子役を主人公にしたもので、どちらも子役のかわいらしさや、子役が大人ぶった台詞を言うおかしさなんかを上手く取り入れている。伝統芸能の世界には、こうやって子供のうちから舞台に立たせる環境があるのだなぁと感心する。

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2006年09月09日

拍手とフラリッシュ。

わりと最近作った手順の中に「運動会」というのがあります。一部の方には修行の場や、ファイナルスウィッチの発表会でご覧いただきました。

「お客さんが気持ちよく拍手できる手順」をテーマにして作った手順でした。手順を作っていく過程では、問題意識と周囲の先輩方のアドバイスとして以下のようなやりとりがありました。
・マジックを見終わった後にどう反応してよいかわからないような方がいる。
・それは演者が何を感じて欲しくて、どう反応して欲しいかをきちんと伝えていないからだ。
・不思議なことを見るのって、イライラするかもしれないけど、楽しいことでもあるよね、って思って欲しい。
・そう思ってもらう手段のひとつとして「お客さんに拍手をしてもらう」というのもありうる。
・拍手をすること自体が、楽しいことでもあるし。

この経緯自体は、望ましくはないかもしれないけれど、大間違いというほどではないと思っています。

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2006年08月19日

おっしゃるとおりだ! STRONG MAGIC, Darwin Ortiz

「たいした経験もない素人がグダグダわけわからんこと考える前に、もっと賢く経験のある人が書いたものを読んだほうがいいんじゃん?」という有難いアドバイスをだいぶ前にいただき、何冊か本を買っておいたのですが、最近やっと読み始めました。だって英語なんだもん。日本語だってロクに読めないのに。

もうね、すばらしいですよ。読むごとに「おっしゃるとおりだ!」「なんとなく思っていたソレは、言葉にするとそういうことか!」「そうだよね、それでよかったんだよね!」と深く頷いてばかりです。

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2006年08月07日

感情を刺激するマジックを演じてみて。

今回のマジックスウィッチ(7/23)で見ていただいた演技について、振り返ってみます。
060807_Pepa.jpg

○やりたかったことと できたこと
子供の頃に飼っていた、今はもういない犬と毎年一度だけ会えるという情景をマジックを使って演じ、こちらにいた頃に楽しい思い出を残してくれたことと、あちらから毎年会いに来てくれる感謝、愛しさと切なさを表現したいと思いました。

マジックを見慣れていない人が不思議に感じられるという観点からは、あちらにいってしまった犬とこちらで会うという情景は表現できたと思います。しかし感謝や愛しさのような感情は、見ていた方に十分に伝えられなかったと思います。

実験的な試みだったので、演技としては失敗と言うべきレベルだったと思いますが、いくつかのことが自覚できたので、やってよかったと思っています。

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2006年07月09日

手順を作る手順。

皆さんはどうやって作っているのでしょう。

オレの場合は、一コママンガを思い浮かべるのが最初のステップです。この文章のために思い出しながら絵を書きましたが、実際に紙に書いたりはせずに、頭の中で思い浮かべるだけです。
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2006年06月30日

セッションのススメ。

セッション 1 [session]
(討論や演奏など)集団で行う活動がなされる期間。また、その集まり。
「ジャム-―」「午後の―で司会を務める」
  三省堂提供「大辞林 第二版」より


わかりやすく言うと、囲碁でやる「検討」みたいなものです。
囲碁の検討を知らない人なんて、いませんよね?(と、サッカーのルールがよくわからない人間は、ワールドカップ中に人々から暗黙の罵声を浴びている邪推をするのです)

あるマジックの演技について、互いに意見を述べ、演技の改善を試みるミーティングといえばいいのでしょうか。
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2006年06月20日

良い観客になりたい。

良いマジックをたくさん観たい、それが根本的な欲望です。
 
そのために自分が良い演者になるという選択肢もあるのでしょうけれど、アルバイト的に演者を体験させていただいた実感として、オレにはその資質は少ないし、なにより演者としての責任を背負うだけの覚悟が持てません。
 
トリックの良いクリエーターになるという選択肢は、資質がさらにないのでこれもダメだと思います。良い出資者というのも、金がないのでさらにぜんぜんダメです。
 
であればせめて良い観客になりたいと思うのです。
 
良い観客とは何か。それは良いマジックをたくさん観れる環境作りに、なるべく貢献できる観客だとオレは考えます。
 
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2006年06月17日

親指でグイッと指し示せ!

内的必然性があって、学生マジックのビデオを見る。

キメポーズがちょっと不思議ちゃんだったり、改めが必要以上に多かったり、お客さんの認識を超えるほど不思議な事が起こりまくるのは、まぁそういうスタイルだからね、と思って見ていればよいのだと思います。

でも内ポケットを親指でグイっと指し示して、おもむろに手をつっこんでゴソゴソしたあげく、小さい道具(ゆびぬきとか)をちんまりと取り出してくるのは、どーもいけない。

なんか最初のオレ様なポーズと、その後のちんまり具合と、さらにそれを意に介していない演者の織り成すミスマッチ具合が笑っちゃうのよね。

だれか学生マジックの形式化した所作を使ってコメディマジックとかしてくんないかしら。
身内にしか面白さがわからない芸になりそうだけど・・・
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2006年06月10日

この人でなし!…でも愛しているの。

最近気付いたのですが、人のようであって人でないものに心が惹かれます。
具体的にはマペットとか(セサミストリート、Muppets Tonight!)

セサミストリートMuppets Tonight!


 

ストップモーションとか(ナイトメアービフォアクリスマス)。 
ナイトメアービフォアクリスマス 
 

「明らかに人間でないのに、人間以上に人間らしい」というのが萌えらしいです。なので着ぐるみ系には心が動きません。「だってやっぱり人間じゃん?」ってところが萌えを外しているようです。

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2006年06月07日

ではこうすればよかったのか。

もう一度「うたばん」というTV番組でのムッシュピエールさんの、石橋さんにツッコミを入れられて立ち往生してしまった演目について。

日記を書いてからもどうすればよかったのかを考えていたのですが、反省点としては3点ほどあるのではないかと思いました。

 
  1. 1.お客さんとの関係ができていないときにサカートリック+いつの間にそんなところに系の騙された感が強い演技は望ましくない。
  2. 「これがあなたのカード・・・じゃないですね。目をみればわかります。」というセリフはお客さんが本当にウソをついたときの対処に困る。
  3. カードを示して「このカードですね?」のように はい/いいえ で答えられる形式はウソをつきやすい質問の仕方かもしれない。
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2006年06月06日

良い「和妻」を見てみたい。

またテレビで見た松本幸四郎さんの話。

SmaSTATION-5という番組の中では幸四郎さんの歌舞伎のステージをごく一部ずつ、長くて十秒とかそのくらいだけ映されていたのです。もちろんどんな役なのか話なのかもわからないんだけど、とにかくカッコイイ。色使いなどの美術も、姿勢も動きもとてもきれい。

歌舞伎が見たくなりました。

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2006年06月05日

ではどうすればよかったか。

先日「うたばん」というテレビ番組で、好きなマジシャンであるところのムッシュピエールさんが出演していました。ゲストの山下さんと司会の中居さん、石橋さん相手にカードマジックを演じていたのですが、失敗と言われても仕方のないような状況になっていました。

で、考えるべきは「ではどうすればよかったか」です。
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2006年05月05日

おっしゃるとおりだ!

プロマジシャンの方のブログを拝見していたところ、とても耳に痛い言葉を目にする。

>結局何が言いたいのかというと、トミー・ワンダーのように、天才といわれながらも、一切の妥協をゆるさない 「奇術家の鏡のような人物」 でさえ、思いつき、構成し、実際にそれを演技として完成させるまでに、云十年かかっているマジックを、みなさんがそのまま(真似して)演じようとしても、 「無理!」 そういうことです。 
 「ゆうきともからのお知らせ 2」より。


まほうつかいは しんじつのことば をとなえた!

こりんの しゅくだいのやるき が 50さがった!!
こりんは ねむってしまった!!

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2006年04月29日

なんか安易なのよね。

ありえないことを起こすわけですよ、マジックですから。
ありえないことを起こす事自体は、役者さんが舞台上で涙を流すのと同じような「訓練による技術」であって、何回か見てしまえば「ああ、ありえないね」とたいした感激もなくなるわけですよ。

もちろん例外はありますよ。その技術だけ何度見ても感激しちゃう、という極上の技術の持ち主もいます。ごく少数ですけれど。
でもそれはオレのような木っ端マジシャンには関係のないはるか高次元のお話なのでここでは無視。

少しでもお客さんの心を動かしたい、と先人が頭をひねって作り上げたひとつが「なんか上手くいかないよ、どうしよう」的な表現。
トラブルは興味をひくし、解決されればスッキリする。上手く演じれば、カッコつけてイケスカナイ感じのマジシャンにも人間味を感じてもらえるようになり、お客さんはマジシャンに騙される人から、マジシャンを応援する人になってくれる。

オレはこの表現スタイルが好きで、ふと自分が練習した手順を見返してみるとこの手のヤツばかりなのです。

なんか安易なのよね。
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2006年04月10日

内面から外面、から、外面から内面、へ。

最近頻繁に演じているカードマジックの演出を見直し中です。まぁいつでも見直し中みたいなモンですけど。

このマジックは現象が比較的派手でお客さんの印象に残りやすく気に入っているんですけど、原案の手順を冷静に考えるとそれぞれの動作の必然性がよくわからなくて唐突な感じが強いんです。ここで言っている動作は、トリック上の動作ではなくて、演劇的というか演出上の意味です。
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2006年03月26日

ケンケンフクヨーする。

拳拳服膺する。
(名)スル〔「服膺」は胸に着ける意〕常に心中に銘記し、忘れないこと。 (大辞林 第二版)

尊敬するマジシャンの方がブログに書いていたこと。
>昨今のマジックブームで素人でもマジックがうまい人が多い。時々テレビなんかでもみかけるが、根本的に彼らはマジシャンではない。
>
>マジックが出来る人とマジシャンは違う。
>マジックを使って人を楽しませるエンターティナーがマジシャンなのだ。
>
>マジックが出来るというだけの人が多すぎるね。
ナポレオンズ ボナ植木さんの「新・手品師の裏側」 より

他の日にはこんなことも。

>そんな面倒なことをしないでどんどん書いて売れればいいやという本もあるが、そういう人は、マジシャンはおしゃれでスマートでなければならないという大前提を忘れている似非マジシャンといっていいだろう。
>
>マジックも粋なら生き方も粋でなければならないと私は思う。

まだまだオレはマジックが出来るだけの粋でないジンブツだなぁと思う。

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2006年02月16日

わかりやすさ。

マジックを見慣れてくると「一枚好きなカードを言ったらそのカードがいつのまにか表向きになっている。そのカードと同じ数字のカード3枚が出てくる。出てきた4枚のカードが一枚ずつ裏向きになっていって最後は4枚ともエースになってしまう」くらいは平気で追いかけられます。むしろいろいろ起こって不思議じゃん、くらいの勢い。

でもマジックを見慣れていない人には、タネどころか現象自体追跡困難だと思います。

現象のわかりやすさを評価するときは「お客さんが翌日友人にどんなマジック見せてもらったの?と聞かれたらどう説明するか」を考えるようにしています。簡潔かつ十分に説明できれば、現象はわかりやすい。

アンビシャスカードなら「まん中に入れたカードが一番上に上がってきた」
トライアンフなら「裏表バラバラだったのが、選んだカードだけ表になった」
コインマトリクスなら「ばらばらに置いてあったコインが集まった」
どれも簡潔かつ十分です。よってわかりやすい。

冒頭に紹介した現象だと「一枚好きなカー (略) もエースになってしまう」
十分ですが簡潔でありません。
そうでなければ「なんかいろいろ起こった」
簡潔ですが不十分です。よってわかりにくい。

ちなみに冒頭の手順は10年ほど前にオレが作ったものです。
「むしゃくしゃしてやった。スプ(略)ッド(略)ルとエル(略)ズレイ(略)ウントが使えれば何でも良かった」といった当時を思い起こさせて甘酸っぱい気持ちになれる、という点だけが評価できる一品です。
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2006年02月13日

で、何が面白いの?

まだオレがうら若き学生であったころ、コンピューターグラフィックスというのは主に研究対象でした。数学的なモデルはほぼできていたけれど、計算能力が追いついていなかった。参考文献のカラー口絵でリアルな机の上の積み上げられた本のCG映像を見て、すごいなぁ〜なんて言っていました。

まだオレがうら若きゲームプログラマーであったころ、専用の計算チップが量産されるようになりました。おかげで不透明で形が決まった物体が平らな面の上でぶつかったりしなければ、リアルタイムで動かすのは簡単になっていました。技術的に困難な髪の毛とか水面とか煙とかの半透明だったり形が決まらない物がでてくるゲームとかツールを見てはスゲーと驚き、グリグリ動かしてどんな計算方法かを仲間同士で語ったりしていました。

その後は業界から足を洗ってしまったので、最先端のCG映像とか見る機会はほとんどなくなりました。最近はCGは一般的な技術になって、もう珍しいものではなくなってきたように感じます。

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2006年02月12日

なぜマジシャンはトランプを使うのか?

昨日は新宿で手品友達と遊んできました。

高島屋テンヨーブースに行って数年ぶりにテンヨーの商品を見ました。「フォーナイトメアーズDX」って面白くなくなくない?と思ったけれどテンヨー商品ならいつでも買えると思って今日はパス。

その後、某グッドタイムに居座って延々と手品の話をしてました。

なぜマジシャンはトランプ(希望によりカードと読み変えてください)を使うのか?という問題提起が新鮮でしたよ。

前田知洋さんなら「西欧の社交界では大人の遊び道具として広く使われているからです。ぼくが使っているのは日本人の肌の色に合ったデザインになるように、特別にオーダーして作っていただいたものです」とか言いそう。
きっと「単にパズルの道具です」の一言で済む方もいるでしょう。

「こりんさん」はなぜトランプを使うのか、あんまりオレは自覚してないですね。そのうち答えを見つけたい課題としてリストアップしておこうと思います。

いろいろな話をしたけど、結局は「ぼくたち手品好きだよね!みんなも好きになってくれたら嬉しいよね!」というのがスタート地点でありゴール地点でもあるのではないか、という結論に(オレの中では)落ち着きました。

趣味だしね。コムズカシイことゴタゴタ言うよりは、楽しくやりたいよね。
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2006年01月16日

喜んでもらえることは嬉しいこと。

今日はマジックを見慣れていない人にマジックを見てもらえるチャンスがあったので、先日作った手帳のようなものを使って演技した。
手帳のようなもの


見終わった後で「えー、なんでー?でもラッキーって言ってもらってうれしい!ラッキーな気持ちになれた!」という感想をくれた。

こんなふうに喜んでもらうとやっぱり嬉しい。

マジックは誰のためのものか?それは自分のためのもの。
自分が嬉しさを感じるための一つの手段として、見ている人に喜んでもらいたい。
だからどうすれば見ている人が喜ぶかを真剣に考えたい、そのほうが自分がより嬉しさを感じられると思うから。

というのが現時点のオレの意見のひとつかなぁ。

他にも苦労して練習したオレをほめてもらいたいとか、単純なことの組み合わせが複雑な仕組みになっていく楽しさとか、微妙なユーモア感覚を共有したいとか、手仕事をして物ができ上がっていく楽しさとか、そういうのももちろんありますけどね。

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