ちょっと前に観に行った歌舞伎も、子役を主人公にしたもので、どちらも子役のかわいらしさや、子役が大人ぶった台詞を言うおかしさなんかを上手く取り入れている。伝統芸能の世界には、こうやって子供のうちから舞台に立たせる環境があるのだなぁと感心する。
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良いマジックをたくさん観たい、それが根本的な欲望です。
そのために自分が良い演者になるという選択肢もあるのでしょうけれど、アルバイト的に演者を体験させていただいた実感として、オレにはその資質は少ないし、なにより演者としての責任を背負うだけの覚悟が持てません。
トリックの良いクリエーターになるという選択肢は、資質がさらにないのでこれもダメだと思います。良い出資者というのも、金がないのでさらにぜんぜんダメです。
であればせめて良い観客になりたいと思うのです。
良い観客とは何か。それは良いマジックをたくさん観れる環境作りに、なるべく貢献できる観客だとオレは考えます。
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最近気付いたのですが、人のようであって人でないものに心が惹かれます。
具体的にはマペットとか(セサミストリート、Muppets Tonight!)
「明らかに人間でないのに、人間以上に人間らしい」というのが萌えらしいです。なので着ぐるみ系には心が動きません。「だってやっぱり人間じゃん?」ってところが萌えを外しているようです。
もう一度「うたばん」というTV番組でのムッシュピエールさんの、石橋さんにツッコミを入れられて立ち往生してしまった演目について。
日記を書いてからもどうすればよかったのかを考えていたのですが、反省点としては3点ほどあるのではないかと思いました。
プロマジシャンの方のブログを拝見していたところ、とても耳に痛い言葉を目にする。
>結局何が言いたいのかというと、トミー・ワンダーのように、天才といわれながらも、一切の妥協をゆるさない 「奇術家の鏡のような人物」 でさえ、思いつき、構成し、実際にそれを演技として完成させるまでに、云十年かかっているマジックを、みなさんがそのまま(真似して)演じようとしても、 「無理!」 そういうことです。
「ゆうきともからのお知らせ 2」より。
まほうつかいは しんじつのことば をとなえた!
こりんの しゅくだいのやるき が 50さがった!!
こりんは ねむってしまった!!
拳拳服膺する。
(名)スル〔「服膺」は胸に着ける意〕常に心中に銘記し、忘れないこと。 (大辞林 第二版)
尊敬するマジシャンの方がブログに書いていたこと。
>昨今のマジックブームで素人でもマジックがうまい人が多い。時々テレビなんかでもみかけるが、根本的に彼らはマジシャンではない。
>
>マジックが出来る人とマジシャンは違う。
>マジックを使って人を楽しませるエンターティナーがマジシャンなのだ。
>
>マジックが出来るというだけの人が多すぎるね。
ナポレオンズ ボナ植木さんの「新・手品師の裏側」 より
他の日にはこんなことも。
>そんな面倒なことをしないでどんどん書いて売れればいいやという本もあるが、そういう人は、マジシャンはおしゃれでスマートでなければならないという大前提を忘れている似非マジシャンといっていいだろう。
>
>マジックも粋なら生き方も粋でなければならないと私は思う。
まだまだオレはマジックが出来るだけの粋でないジンブツだなぁと思う。
まだオレがうら若き学生であったころ、コンピューターグラフィックスというのは主に研究対象でした。数学的なモデルはほぼできていたけれど、計算能力が追いついていなかった。参考文献のカラー口絵でリアルな机の上の積み上げられた本のCG映像を見て、すごいなぁ〜なんて言っていました。
まだオレがうら若きゲームプログラマーであったころ、専用の計算チップが量産されるようになりました。おかげで不透明で形が決まった物体が平らな面の上でぶつかったりしなければ、リアルタイムで動かすのは簡単になっていました。技術的に困難な髪の毛とか水面とか煙とかの半透明だったり形が決まらない物がでてくるゲームとかツールを見てはスゲーと驚き、グリグリ動かしてどんな計算方法かを仲間同士で語ったりしていました。
その後は業界から足を洗ってしまったので、最先端のCG映像とか見る機会はほとんどなくなりました。最近はCGは一般的な技術になって、もう珍しいものではなくなってきたように感じます。
今日はマジックを見慣れていない人にマジックを見てもらえるチャンスがあったので、先日作った手帳のようなものを使って演技した。
見終わった後で「えー、なんでー?でもラッキーって言ってもらってうれしい!ラッキーな気持ちになれた!」という感想をくれた。
こんなふうに喜んでもらうとやっぱり嬉しい。
マジックは誰のためのものか?それは自分のためのもの。
自分が嬉しさを感じるための一つの手段として、見ている人に喜んでもらいたい。
だからどうすれば見ている人が喜ぶかを真剣に考えたい、そのほうが自分がより嬉しさを感じられると思うから。
というのが現時点のオレの意見のひとつかなぁ。
他にも苦労して練習したオレをほめてもらいたいとか、単純なことの組み合わせが複雑な仕組みになっていく楽しさとか、微妙なユーモア感覚を共有したいとか、手仕事をして物ができ上がっていく楽しさとか、そういうのももちろんありますけどね。
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Mail:choline.magic@gmail.com
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