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今回のJCMAは「新人デビューショー」ということで、ぴちぴちの若人に混ざっているとどう見ても「旧人」なオレが演じさせてもらうのは心苦しい場でした。が、主催の田代先生が「JCMAで初めてなら、新人デビューと認定する」と解釈を拡大して、演じる機会を作ってくださいました。ありがとうございます。
演じたのは「びっくりスイッチ」と「ばらばらコインアセンブリー」です。マジックを見慣れている方の前で自己紹介的に演じる機会には、これを演じることが多いのです。
前者は自分の個性にそこそこ合っていると思って気に入っている演目、後者はマジックを見慣れている人でなければ楽しめないシュールさを持った演目だからです。演じたあと、何人かの方から好意的な感想をいただくことができました。ありがたいことです。
いただいた感想のほとんどで「びっくりスイッチが面白かった」が第一評価でした。つまり「マジックである必然性に乏しい」ということです。もちろんオレの演技の未熟さの表れであり、感想を伝えてくださった方の問題でないのは言うまでもありません。
不思議さは何もない妙な音を出す道具の面白さを見せるだけなら、マジックである必然性はほとんどありません。びっくりスイッチの魅力が「ちょっとしたスパイス」になるほど、もっと大きな魅力をマジック自体で作り出せるように精進したいと思います。
終わった後は田代先生にお食事に誘っていただき、マジック話を色々させていただきました。特に印象的だったのは、田代先生が受けたマジックの稽古では、最初「舞台に登場してお辞儀をする」までを何度も繰り返して細かく手直しされた、というエピソードです。
オレ自身はそういった基本的なことをまったく勉強しておらず、勉強の仕方もわからない状態なので、そういったことを教えてくださる先生がちゃんといることが嬉しい驚きでした。なんとか機会を作ってそういった稽古を受けてみたいと思いました。
会食後はニ次会の解散場面にもぐりこみ、何人かとマジック話をし、さらに超少人数での三次会にまで参加してしまいました。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。