2006年09月20日

人材育成と演目。

NHKで放送された狂言の「金津地蔵」を見る。先日読んだの著者 野村萬斎さんの父親の万作さんと、子供の裕基くんが出演。んもう、子役がかわいらしくて、ボケ役がボケまくりで楽しい。

ちょっと前に観に行った歌舞伎も、子役を主人公にしたもので、どちらも子役のかわいらしさや、子役が大人ぶった台詞を言うおかしさなんかを上手く取り入れている。伝統芸能の世界には、こうやって子供のうちから舞台に立たせる環境があるのだなぁと感心する。

初舞台3歳、30ちょっと前になってやっと一人前、40は鼻垂れ小僧、なんていう伝統芸能の世界で鍛えられた人が、ちょっとトリックの技術を学んでマジックを演じるようになったら、ずいぶん多くのプロマジシャンが前線から撤退せざるを得なくなるのではないかと思う。

さらに感心するのは、そうした子役の経験値かせぎ的な演目であっても、ちゃんと金を取ってお客さんに提供できるものに作り上げられていること。萬斎さんのによると子役向けだけでなく、修行中の若い狂言師向けに「体の基礎訓練が一応できた卒業試験」的な演目、「声の基礎訓練が一応できた卒業試験」的な演目、そして「これができたらとりあえず狂言師として一人前」的な演目というのがあるのだそう。

こうやって人材育成が演目の中に取り入れられているのは、演者にとっても、なじみの観客にとっても、初見の観客にとってもメリットのある、賢い方法だと思う。

ピアノでも特定の技術の鍛錬を主目標にしつつ、でも通せるようになればとりあえず人前で演奏できるような練習曲がある。

マジックでは・・・・ そういった人材育成も視野に入れつつ、一般観客にも通用する演目、というか教育プログラムって何かあるんでしょうか。どなたか教えてください。


posted by こりん at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マジック考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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