2006年06月30日

セッションのススメ。

セッション 1 [session]
(討論や演奏など)集団で行う活動がなされる期間。また、その集まり。
「ジャム-―」「午後の―で司会を務める」
  三省堂提供「大辞林 第二版」より


わかりやすく言うと、囲碁でやる「検討」みたいなものです。
囲碁の検討を知らない人なんて、いませんよね?(と、サッカーのルールがよくわからない人間は、ワールドカップ中に人々から暗黙の罵声を浴びている邪推をするのです)

あるマジックの演技について、互いに意見を述べ、演技の改善を試みるミーティングといえばいいのでしょうか。
よくあるオフ会の風景では、マジックを見せて「おもしろいですね〜、似たのでこういうのもありますよ〜」「それもいいですね〜、教えてくださいよ〜」という感じで、楽しいですし、知っているトリックが増えていいのですが、ひとつの演技の改善にはすぐにはつながりにくいような気がします。

オレが参加させてもらうセッションでは、一人がまずマジックを演じます。その後各自が感想を述べたり質問をします。場合によっては「こんなやりかたもあるんじゃない?」と最初の演者以外の人が演技したりもします。その結果を受けて、最初の演者が演技を少し変えて「これでどう?」
「いや、やっぱり最初のカードにどうしてもディレクションが残っちゃう。そこで○○をするのは難しいと思うよ。不思議に見えない」
「セリフが短すぎるんじゃない?このセリフってどんな効果をねらっているの?」
「あまり意図はない。ディレクションのコントロールが主かなぁ。じゃあ・・・・いまのだと?」
「んー、長いけど、現象と関係ないこと話しているから、なんでそういう話になっちゃうの?って思った」
「むしろお客さんに何か作業をお願いしてみたら?好きな数字を言ってもらって、そこから次のカードを決めるとか」
「トリック的に難しいよ。それに不可能性が高すぎてイヤミにならないかな」
「そのくらい不思議でもいいと思うけどなぁ〜。まぁそこは好みかな。トリック的にいい解決ができたら考えるということで」
「マジックウォンドかなにかをテーブルからとってもらって、それで次のおまじないをかけてもらったら?」
・・・
みたいな感じです。

演じる側のメリットとしては
・自分では判断しにくい「これで不思議か」「面白いか」の不安が演じる前に少なくなる。
・いろいろなアイディアが寄せられるので、一人で考えているときの行き詰まり感が少ない。
・質問に答えることで、自分自身でも明確になっていなかった「やりたいこと」がはっきりすることが多い。

意見を言う側のメリットとしては
・自分の演技を考えるときに必要不可欠な「演技をお客さんの観点で見る」練習になる。
・質問や意見を言うことで、自分が何を大切にしているかが明確になることが多い。
・トリックの知識や技法の修練が少なくても、新しい演技を作る喜びに触れられる。

デメリットとしては
・いろいろなアイディアが寄せられるので演技の「とんがった」部分が損なわれる場合もある。
・個人の好みの押し付けなのか、一般的な指摘なのかの判断がつきにくいので、互いに信頼関係がないと有意義な場になりにくい。
・参加者が多すぎたり、興味の対象や知識レベルが違いすぎると、有意義な場になりにくい。

オレがよく参加させてもらうセッションは、家人とやる場合(どちらかというと、無理やり家人を付きあわせて意見を聞いている感じ)と、サイトーさんを中心としたスウィッチ内サークル(?) 通称「サイトー会」です。勉強になることが多いですよ。

というわけで、日曜日にはサイトー会が予定されているのです。
オレのアレについて意見を聞きたいのと、サイトーさんのアレについて意見を言いたいのと、アレの制作方針についてアイディアをまとめたい、などと野望がふくらみます。ふふふふふ。

皆さんも気の合いそうなマジック仲間とマジックセッションしてみてはいかがでしょうか。
マジックの見せ合いとはまた違った楽しみや収穫があると思いますよ。


posted by こりん at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | マジック考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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